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現在、國士無双関東支部兵器開発局では新たに二つの新兵器を開発中だ。
そして25日、その2つの新兵器のプロトタイプがチームに納品された。


早速、メンバーのグレーとブラウンがこれらのプロトタイプの実戦投入試験の被験者として選抜された。


その新兵器だが、一つはM203グレネードモスカート。
しかしもう一つは、兵器開発局からの
「4日の國士臨時定例ゲームまでは極秘」との要望があり、残念ながら現時点では公表出来ない。


当日、8:30にブラウン宅集合。
新兵器をクルマに乗せ、いざ湾岸線で千葉へ向かう。


…が、高速入口からまさかの大渋滞。
土曜の朝とはいえ、大井南JCTから千鳥町まで渋滞12kmの電光掲示板を見て二人とも
唖然。


あらゆる方法で高速情報を確認したが、どうにも渋滞原因が掴めない。
イライラしながらチンタラ走行・・・ならまだいい。
全くクルマが動いていない。10m進むのに10分といった有様である。


海底トンネルを過ぎ、やっとの事でお台場の真下辺りまで来た時、
耐え切れなくなったグレーがナイツ片手にクルマから飛び降りようとしたがブラウンが必至に止める。


ゲーム開始時刻は10:00なのだが、未だに葛西JCT手前だ。
仕方なくグレーが遅刻の連絡を入れた。


葛西JCTを過ぎた辺りで、左車線だけクルマの列が物凄い事になっているのに気づく。
「なんだこりゃ?葛西出口まで続いてるのか?」
我らが走ってる中央車線と右車線は相変わらずチンタラ走行だが、左は完全に止まっている。
時折、左車線から耐え切れなくなったであろうクルマが突如中央車線に入ってくるので、急ブレーキの連続だ。


やがて、右車線の先で車が2台止まっているのが見えた。どうやら追突事故のようだ。
左は葛西出口へ降りるための渋滞、右車線は事故で通行止め。そりゃ混むわ!


チンタラ走行で事故車の横を通ったのだが、加害者車両の運転手であろうアホが携帯片手にヘラヘラと笑いながら話している。
さすがにムカついたので、死ね死ね団のテーマを窓全開で大音量にて提供させていただいた。


そんなこんなで、そこを過ぎたらアクセル全開、なんとか一時間遅れでフィールドに到着したのだった。




スプラッシュの屋外フィールドは舗装道路よりも低い平地にあり、k駐車場に降りるには未舗装の急な坂道を降りることになる。
車高の低いノアだが、なんとか擦らずに降りる事に成功した。
が、帰りにあんな事が待ち受けているとは・・・。




今回、試験フィールドに選んだのは千葉県千葉氏若葉区にある「スプラッシュ」だ。
既にゲームは始まっていたが、まだ1ゲーム目との事で安心。

しかし、クルマの駐車スペースがなく、なんと簡易便所の真横という悲劇的な場所に駐車するハメに。
いきなりほのかな悪臭に襲われた2人だったが、すぐさま受付・弾速チェックを済まし装備を整える。




左の写真は試射スペース。右の写真はフィールド入口である。
フィールド内からは激しい銃撃戦の音が絶えず響いていた。




今回、同行した兵器開発局のS氏。
事情により彼の詳細は公表出来ないが、なんと元アメリカ陸軍のスペシャリストである。




グレーが構えるのは極秘扱いの新兵器。
全体のシルエットから何をベースにしているかわかる人もいるだろう。
性能・構造・重量ともに最高のウェポンとなっている。




ブラウンが構えるのはM4に搭載されたM203。
勿論飾りではなく、モスカート仕様の稼動品である。使用されるのは78発発射のモスカート弾である。
しかし、ゲーム前にフル弾で撃ったところ、なんと飛距離10m以下。
これに慌てたブラウンだったが、1バレル3発の計18発で撃ったところ、25m以上の飛距離を発揮した。




時期はもう冬に近づいてはいるが、まだまだブッシュは濃い。
広さも十分あり、なかなか楽しそうなフィールドだ。



フィールドは、平地・斜面・丘の組み合わせで、写真左のように遮蔽物も点在している。
また、ここは1ゲーム2戦制となっており、フィールド内にも簡易休憩スペースが設置されているのだ。(写真右)




戦闘開始。ゲームは単純なフラッグ戦である。
ブッシュはかなり濃く、ご覧のように中は昼間でも真っ暗で視界が良くない。これは熾烈な戦いになるであろう。




デルタ隊員が先行する。
しかし、足元はぬかるみ、急な坂が行く手を阻む。
また、堅い気の「つた」が移動をさらに困難にしていた。




丘を登りきった途端、敵の銃撃が耳元をかすめた!
この時、敵は既に丘の向こうで待ち伏せしていたのだ。
とっさに反撃に出るが、視界は悪く敵の位置が全く掴めない。既に味方部隊もちりじりになってしまっている。




敵はこちらの動きを手に取るようにわかるのか、正確な射撃で大苦戦。
やむを得ず、飛び交う弾をすり抜けつつ危険を承知で突撃するグレー!




なんとか前線を突破し、生き残った味方と合流し敵フラッグを目指す。
このフィールド、場所によって竹やぶになっていたり、突如道路が開けたりと全く油断を許せない危険な場所も存在する。




ふと、ブッシュの中に敵のものであろう銃が置き去りにされてあった。
「おそらく、弾切れで捨てていったのだろう・・・」
そう、ここは弾数制限が600発まで、という制限があるのだ。しかし、
この広いフィールドでは600発があっという間になくなってしまうのだ。弾数制限の恐怖を垣間見た瞬間だった。
思わず、マガジンを振り残り弾を確認する。



グレーの後をS氏と行動中、すぐ横の斜面に人の気配を確認。
我々が動きを止めると、こちらに発砲してきた。
「敵だ」
すぐさま、射撃音のする方向に銃口を向ける。距離的にもまさにグレネードの威力を発揮する絶好のチャンスだ。
少しの間をおいてグレネード発射!
「バシュッ」という音と共に白いガスが放出され、同時に計18発の弾丸が敵のヒットコールを発生させた。
グレネードでの初キルを記録した瞬間であった。




やがてグレーに追いついたブラウン達だったが、周りを敵に囲まれて動けない状態に陥っていた。
この状況を打破するべく、S氏を先頭に包囲網突破作戦を決行する事に。




前進し、撃っては後退、を繰り返す。
これはどうやらシールチームの基本コマンドの一つのようである。
S氏の後に続くグレーも着実に敵を倒している。
弾数が限られており、威嚇射撃などのムダ弾の余裕は全くない。正確なピンポイント射撃が勝敗を分けるのだ。





ようやく危機を脱したが、ここで無常にもフラッグゲットのアラーム音が響き渡る。
ちょっとしたアンブッシュが、敵に余裕のフラッグゲットを許してしまう事もザラだった。



今回、初のスプラッシュ出撃だったが、
普段弾数制限なしの平地フィールドしか経験がない我々は思うように動けず大苦戦を強いられる形となってしまった。

平地は遮蔽物はあるものの動きが取りにくく、斜面は急で駆け上がるにも一苦労だ。
おまけにブッシュは濃く、場所によっては堅い竹やぶが聳え立ち、弾の貫通力を半減、もしくはゼロにしてしまう。

さらに、この時期は暗くなるのも早く、4時を過ぎるとフィールド内はほぼ暗闇と化してしまう。
暗闇に響く銃声と茂みのきしむ音がより緊張感を醸し出す、非常に特質なフィールドに感じた。

遅刻したのもあり、全6〜7ゲーム程度で終わってしまったが、
苦戦しつつもグレー6キル、ブラウン4キルの成績を上げる事が出来、なかなか充実したゲームであった。


帰りの支度を追え、挨拶を済ませ坂道を上がる我ら。
と、
「ズザザザザ」
なんと。坂の途中まで来て車が前に進まない。
未舗装の砂利道の坂+オートマ+FRが見事に融合したのか、リアタイヤがスリップしているのだ。
タイヤが空転する音を聞いて他のチームの人が心配そうにこちらを見ている・・・。

ゆっくりとアクセルをふみこみ、なんとか這い上がる事に成功した。
が、たった二人+二人分の装備程度しか積んでいないのにこのザマとは!

4日の國士ゲームもここスプラッシュなのだが、果たしてメンバー4〜5人+装備の重量で這い上がる事が出来るのか非常に不安が残るのであった。

そういえば、イジってるR32とかセブンで来てた人もいたけど、普通に上れたのだろうか・・・?



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