2006/02/05
俺達は戦う。国家の為ではない。そう、自分達の為に−−−−。
「リーダー!大丈夫ですかリーダー!」
「リーダーが、リーダーがコケたぞ!」
オチがよろしいようで。
寒風吹き荒む2月上旬。
我が國士関東支部は絶えず訓練を続けていた。
前回からメインフィールドを相模原からスプラッシュに移し、各個のレベル向上を目指すべく我々は再び戦場に降り立ったのであった。
今回は訓練だけではなく、新兵器のシェイクイダウンの場でもあるのだ。
チームの連携も重要だが、基本はやはり装備の充実である。
っていうか既に必要以上に装備は揃っているのだから次はチームの連携や戦術に重点を置かなければいけないのだが、我が関東支部はいつも一歩踏み外す。
他人から見ればかなり偏ってはいるだろうが、皆さらなる装備のグレードアップに手を入れていたのである。
TOP M60 DX
リーダーが生活費を削ってまで購入した、アメリカが誇る分隊支援火器である。装弾数1200発。
1Jカスタム、ギアボックスをカスタム。
さらに、ダミーカートを付けてあるので、見た目は実銃さながらである。
実は、リーダーはこのM60は3代目。
1代目はアサヒファイヤーアームズ製。当然既にこの世に存在せず。
2代目はこれと同じTOP製。M60購入者の宿命でもある故障に見舞われ、
自分で分解したものの組み立てられなくなってしまい破棄してしまったという逸話が残されている。
金属パーツ仕上げ、ダミーカートがリアリティ満載。
しかし、やはりというか、この銃の弱点は重い事。5キロ以上あるコイツを持って走るのはダイエットと健康に最適である。
そして、リーダーはまたしてもTOPの洗礼を受けるハメになるのである。そう、ジャム。
このM60も、1ゲーム使用後に給弾不良。
原因は、弾丸補給時にギリギリまで弾を満載した結果、カバーの閉まる圧力が弾を圧迫し中で弾を割ってしまうというものだった。
バレルを取り割れた弾丸を取り除いた所、見事復活。
が、今度はTOPお得意のギアボックス破損と思われる症状が発生し、再び使用不可となってしまった。
これだけの故障話が出ている中で発売から今まで何らの対策を施さないメーカーに遺憾の意を表明したいものである。
分解経験のあるリーダーによると「ギアボクックスのギア、タ○ヤの工作セットのかと思うくらいちゃちいモノが入っていた」との事だ。
M16A2
ライフル好きのブラウンが購入したカスタムライフル。
1Jカスタムにポリカーボネイトピストン、ピストンガイド、精密バレルを搭載。
これだけだが、恐ろしいまでの連射速度と命中精度を発揮し、今回のゲームでセミオート戦を含めて前人未到の8キルを叩き出した。
欠点は、バッテリーを異常に喰う事。また、速攻で弾がなくなるので弾数制限があるゲームではつらいものがある。
M4 S‐SYSTEM
イエロー所有のモンスターカービン。
1Jカスタムだが、銃本体がアタリだったようでとてつもない連射速度を誇る。連射速度だけならグレーのナイツに匹敵する。
こちらもA2同様にピストンとピストンガイド、スプリングを交換済み。さらにハイトルクモーター+9.6Vバッテリーともう手のつけ様が無いバケモンだ。
こちらも、欠点はバッテリーの異常消費。連射速度も異常なので「300連がノーマルマグに感じる」との所有者談。
AM:10:00、戦闘開始。
まずは軽い運動がてらにゆっくり進もうとした我が部隊だったが、敵は猛烈なスピードでフィールドを征圧してきた。
さらに、偵察部隊によると敵チームにリーダーと同じM60、さらにはM249ミニミまでいるという。
敵部隊脅威の報告に驚く暇も無く、戦線は早くも我が部隊のいる場所にも及んできた!
リーダーがすかさずメンバーを分散させ、弾幕をはりつつ前進する。
とてつもない弾幕に敵の動きが完全に止まる!
ここで後退しては、敵に有利な地形を与えてしまうのだ。
リーダーの援護射撃の中、先陣を切ってグレーが廃屋にとりついた。
敵部隊の動きを読み、インカムでリーダーやメンバーに情報を伝達する。
アタッカーの役割はこうした情報収集をも含んでいる。
グレーに続いて味方部隊も廃屋に前進。
味方の全部隊が到着するまで、敵を近づけさせないよう威嚇射撃を開始。
後方から援護射撃をしていたリーダーも廃屋へ到着。
先行したグレーから現状を報告・確認し、ここからの作戦を練る。
リーダーに続いてイエローも到着。
彼はS−SYSTEMのはずだが、この写真では何故かP90。
まさか、もうこの時点で弾薬とバッテリーを使い果たしてしまったのだろうか・・・
今回、初参加となる元・陸上自衛隊東部方面隊第11旅団所属の士長。コード−ネームは「士長」(捻りなし)
東京マルイから89式自動小銃が出る事を誰よりも望む若きスナイパー。
この時、ブラウンが廃屋からほふくして前進する敵を発見。しかし、敵は深いブッシュに体をかがめており、どうにも視認がしにくい状態だ。。
かといってむやみにフルオートで発砲したら、敵に自分が狙われている事を気付かせてしまう。ここは一撃で仕留める他は無い。
ここで、師長がその腕力を発揮した。
ブラウンが敵の位置を教え、彼のVSR−10のスコープが敵兵を捕捉する。
一発の銃声が響いた後、そこには敵兵の死体が横たわっていたのだった。
今まで関東支部にスナイパーがいなかったせいか、その正確さと彼の腕の良さにメンバー一同驚愕するのであった。
しかし、そんな中敵の主力部隊が廃屋に近づいていた。
そう、偵察部隊から報告されたM60・ミニミのいる主力部隊である。視認出来ただけでも15名はいただろう。
突如、凄まじい集中砲火が廃屋の外壁を蜂の巣にした。
外を確認出来ない程の弾幕で、全く身動きが取れない状況になす術が無い我が部隊。
その間も、敵の先行部隊が廃屋の周りを包囲殲滅しようと接近していたのだ。
この危機を感じ取ったグレーが、僅かな銃撃の隙をついて廃屋を飛び出した!
グレーは敵別動部隊を追い払いつつ、全速力で敵に向かう!
リーダーが叫ぶ!「援護射撃開始!!」
廃屋部隊が一斉に敵主力部隊へ集中砲火。
リーダーも危険を承知で廃屋から出てM60で援護する!
リーダーのM60は連射速度はたいしたことは無いのだが、あの独特な連射音と強烈な弾幕はメンバーに安心感を与えてくれる。
この戦闘で敵味方とも5割以上の犠牲者を出したが、無事アタッカーのグレーを敵主力部隊の側面へ回りこませる事に成功した!
成功した!・・・・・・はずであったが、奮闘するも戦死。
だが、このグレーの戦死は無駄ではなかった。
グレーが側面へ回り込んだため、敵主力部隊は廃屋正面へ出る事を余儀なくされ、そこへ廃屋部隊の集中砲火を浴びせる陽動作戦に成功したのである。
結果、敵主力部隊は3,4名を残し全滅。その5分後フラッグゲット部隊は無事任務を遂行する事が出来たのであった。
犠牲は大きかったものの、かろうじて我が軍の勝利となったのであった。
それは、戦闘が最も激しくなった時に起こった悲劇であった。
前方に敵部隊を発見し、迎撃する國士部隊。
「ぐわっ!!」
その時、敵の凶弾がブラウンの体を貫いた!
その場に沈み込むブラウン!血が止まらない!
「ブラウンがやられた!」
「衛生兵、衛生兵はどこだ!!」
次の瞬間、グレーがぐったりと地面に倒れこんだ!
「グレー!どうしたグレー!」
リーダーがグレーを起こそうとするも、タクティカルベストが真っ赤に染まっている!
「クソォ、本部!メーデー!メーデー!」」
無線で救援を要請するが、本部も敵の猛攻を受けているらしく、無線が通じない!
「ぐはっ!!」
最後まで奮闘したリーダーも、遂に敵の銃弾を受けてしまう!
「もはや・・・これまでか!」
薄れゆく意識の中で、全滅を覚悟するリーダー・・・
と、その時!
「リーダー、後退します!」
その声は、味方で唯一の生存者である士長だった。
師長は重傷を負った3人に応急処置を施し、速やかに撤退を完了させたのであった。
こうして、部隊全滅の危機を救った彼は、我が部隊に欠かせない存在となったのであった。
また一人、英雄の誕生である。
今回のフィールドはまたもやスプラッシュ。國士のメインフィールドとなりつつある。
当日は天候は良好であったものの強い風とそれにともなう体感気温の低さがアタマを悩ませてくれた。
また、寒さでフィールドの所々に霜柱が発生しており、それが午後になると溶け出して地面はドロドロ。
前回のスプラッシュと同じく、帰りの泥落としが大変な一日であった。
しかし、今回不遇であったのが強化したはずの装備。
M60のシェイクダウンデーとなるはずであったリーダーだったが給弾不良で涙を呑み、
ブラウンとイエローは午後の1ゲーム目の時点でバッテリーがなくなってしまうという誤算が発生したのだ。
次回はこの失敗を教訓に、より完全な状態でゲームに望もうと誓うメンバーであった。
激しい戦闘の中、さすがに疲れた様子で仮眠するグレー
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